【おすすめ書籍】『去年ルノアールで』クスリとくる、無気力派文士せきしろの初エッセイ集。

珈琲好きの皆さんこんにちは、
珈琲屋志望(@coffeeya_shibo)です。

今回はおすすめ書籍を紹介します。

私が今回紹介する本は、
人気ブロガーさんがこぞって紹介するような
自己啓発本でもなければ、
何か専門的なことを学べる本でもありません。

自分のスキルアップにつながる書籍を求めて
このページに行き着いたとするなら。

完全にお門違いです

『去年ルノアールで』 ー せきしろ

『relax』という雑誌で連載されていた、
『今月のルノアール』というコラムがありました。

その毎月のコラムをまとめたのが本書になります。

【おすすめ書籍】『去年ルノアールで』クスリとくる、無気力派文士せきしろの初エッセイ集。

私が本書に出会ったのはごく最近のことです。

昔から良く行っていた飲食店のオーナーさんと、
初めて話す機会がありました。

私が一方的に通っていただけで、
面識はなかったのですが、
共通の知り合いを通して、
がっつり話す機会がありました。

私はいわばそのお店のファンで、
お店が作り出す雰囲気、料理、全てが心地よくて、
私が喫茶店を始めたいという気持ちになったのも、
今思えば少しそのお店に影響された気がします。

「私が喫茶店をやりたい」という思いを告げると、
オーナーさんは嬉しそうに話を聞いてくれました。

ちょうどお店のロゴの打ち合わせをしてる時で、
デザイナーさんとも親しいオーナーさんは、
一緒にロゴを考えてくれました。

話はずれては戻り、ずれては戻りながら進み

どんどん本筋とは違う方向に進みます。

好きなものや影響を受けたもの話になりました。

マンガや音楽、ファッションの話をする中、
紹介されたのがこの書籍でした。

「くだらないけど面白いから読んでみて」

軽い感じで勧められた本書、
暇なときに読むことにしました。

クスリとくる異常な妄想の世界

本書は著者の「せきしろ」がルノアールを舞台に
繰り広げられるお話。

ほとんどがルノアールにくる人間観察と、
人に対する妄想です。

本書は3〜4ページの短編作品で
構成されています

どのページから読み始めても、
問題ありません。

初めの章が、
森進一と森昌子の訳のわからない
恋愛模様から始まります。

私は世代的に合わないのかなと、
読むのをやめそうになりました。

それでもとりあえず読みつづけると、
段々本書が作り出す、
おかしな世界観に引き込まれていきました。

思わず吹き出してしまうほど、
おかしくなっていき、
読み切る頃には「せきしろ」さんの
作品をもっと読んでみたくなっていました

2007年に星野源主演でテレビドラマ化も。

実は星野源さんが、
「去年ルノアールで」のテレビドラマ版で、
主演を務めていたそうです。

テレビ東京で、
放送されたこの作品。

DVD化もされています。

中でも特典映像付きの『深煎り妄想セット』は
プレミアがついてものすごい値段になってます。

思ってた以上に評価されていたので、
驚きました。(普通に失礼)

まとめ

こんなブログですが、
文章を書いている側の人間なので、
影響をかなり受けてしまいました

中でもグッときた言葉がありまして。

本書の冒頭に『ゲーテの格言集』から

生活はすべて次の二つから成り立っている。
したいけれど、できない。
できるけれど、したくない。

という言葉が記載されています。

その次のページに、

できるけれど、したくない。
しなくていいけど、する。

-せきしろ

やらなくてもいい喫茶店を、
何不自由なく暮らせる
今の仕事をやめて、やろうとしている。

そんな自分が重なりました。

思いもよらない所から、
矢が飛んできて胸に刺さってしまった

なんだか不思議な気分。

心は少し軽くなって、
気張りすぎなくてもいい気がしてきました。

少し息抜きしたいとき、
この本を読んでみてください。


私のブログでは、
喫茶店、グルメの紹介に加えて、
コーヒーの焙煎や抽出に関する知識や、
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それでは今回はこの辺で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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