ユザーン/監修、著者/シタール奏者石濱匡雄、おすすめカレーレシピ本『ベンガル料理はおいしい』

皆さんこんにちは、
珈琲屋志望(@coffeeya_shibo)です。

今回紹介するのは、
ユザーン(U-zhaan)監修、
石濱匡雄 著、
『ベンガル料理はおいしい』

コーヒーが全く関係ないですが、
ブログを見てもらえれば分かる通り、
私はカレーも大好きです。

おうちでカレーも作る私がおすすめする、
カレーレシピ本です。

本書で紹介されるレシピは、
日本の家庭で作られるような、
カレーではありません。

本格的なインド料理店に行かなければ、
食べられないレシピが盛り沢山です。

「ご家庭にあるもので再現」
なんてものでもなく、
まずはスパイスを買い揃えるところから始まります。

そんな一風変わったレシピ本、
『ベンガル料理はおいしい』について、
詳しく紹介したいと思います。

ユザーン/監修、著者/シタール奏者石濱匡雄、おすすめカレーレシピ本『ベンガル料理はおいしい』

まずはこの本の製作を行った、
お二方を紹介しましょう。

監修 U-Zhaan(ユザーン)

タブラ奏者/1977年、埼玉県生まれ。
オニンド・チャタルジー、
ザキール・フセインの両氏に
タブラを師事。
2014年に坂本龍一、コーネリアス、ハナレグミを
ゲストに迎えたソロアルバム
『Tabla Rock Mountain』をリリース

著者 石濱匡雄(いしはまただお)

シタール奏者/1979年、大阪府生まれ。
15歳でインドの弦楽器シタールを習い始め97年渡印、
モノジ・ジャンカール氏に師事。
在印中から様々なコンサート活動、
帰国後もインド政府主催のイベント出演や
数々のアーティストと共演するなど、
国内外で幅広く活動している。
インド在住経験を生かし、
現地の家庭料理の紹介、
自身の番組でのラジオパーソナリティなど、
多彩な側面を持つ

同年代のお2人が、
インドの伝統楽器に出会い、
インドに渡って、インドで出会っています

なんという巡り合わせ。

インドでは数少ない日本人でしょうから、
親交が深まって当然ですね。

U-zhaan「個人的に石濱匡雄さんのレシピ集が欲しかった。」

もともとインド料理を作ることに
興味がなかったU-zhaanさん。

アルバム制作の関係で、
インドへ行けない時期が長引いた時、
ふと恋しくなったインド料理

インド料理の腕前に一目を置く、
石濱匡雄さんへ連絡し、
レシピを教えてもらうことに。

言われた通りに作ると、
驚くことに求めていた味が。

実は石濱匡雄さんの料理の腕前は、
異常なレベル

インド・コルカタでも知られていて、
現地で料理を振る舞うパーティーが
開催されるほどでした

U-zhaanは石濱匡雄さんを、
師と仰ぐことにした。

いちいちレシピを教えてもらう連絡することに、
気が引け、面倒になったU-zhaanさんは、
思い切りレシピ本の製作に身を乗り出したのでした

実際に作ってみた感想

未知なる味への探究心

マスタードカレー

私にとって『ベンガル料理はおいしい』に
掲載されている料理のほとんどは、
食べたことのない料理でした。

未知なる料理を作っているわけです。

「どんな味になるのだろう」
「これであってるのか?」

ある程度味の想像のつく日本食とは違って、
とても新鮮な料理体験でした。

正解がわからない

東京で食べたベンガル料理

お店で食べたことがある料理なら、
「上手にできた!」と思えるのですが、

全く食べたことのない料理だと、
「こんなものなのか?」
「なんか足りないんじゃない?」
「これ辛すぎない?」

と正解がわかりません。笑

この出来事がきっかけに、
私は新たなる行動を始めるのですが、
それはまたの機会に。

時間がかかる

卵のダルナとポークカレー

レシピにもよりますが、
肉系の料理は時間がかかりがちです。

3時間置く、一晩置くなんてこともあります。

時短料理がもてはやされている、
現代人のトレンドとは逆行しています。

手間と時間はかかりますが、
その分できたときの達成感は倍増します。

ハードルが高い

スパイスショップ

冒頭にも述べたように、
一般家庭にあるものでは、
つくることができません。

確実に、
専門店での買い出しが必要になります。

私に至ってはそこから楽しんでます。

バスマティライスを買った日なんて、
スキップで帰りました

ただ一度一式揃えて仕舞えば、
ほとんど買い足す必要もなくなります。

第一歩踏み出せば、
快適なベンガル料理ライフが待っています。

番外編 読み物として

本来の使い方は、
当然レシピ本ですが、
単純にペラペラ読んでいるだけでも、
楽しめます。

レシピの合間合間には、
U-zhaanさんの明日使える小話や、
お二人の思い出話も盛り込まれています

料理の完成写真も、
カラフルで美しく美味しそう。

「眺めているだけで満足」まではいきませんが、
Instagramの似たような投稿ほど、
飽きることはありません。

  • スパイスの基本的な知識。
  • ベンガル地方の食生活。
  • 女性が大好きなチャイのレシピ。

さすがU-zhaanさん監修、
本筋以外も充実させてくれてます。

まとめ

「食べたことがない物を、
食べてみたい、作ってみたい」

そんなあなたにおすすめの一冊です。

未知なるスパイスの世界。
一歩踏み出せば、
ベンガル料理の虜に
なってしまうかもしれません


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コーヒーの焙煎や抽出に関する知識や、
ためになる書籍などについて発信していきます。

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それでは今回はこの辺で、