喫茶 孝二郎(@kissa_kojiiro)です
【福岡・大橋】手音 琥珀色の喫茶店。手廻し焙煎深煎りコーヒーをネルドリップで
『手音(てのん)』さんは福岡・大橋に店を構えます。
最寄り駅の西鉄大橋駅からは徒歩5分ほど、
九州大学大橋キャンパスの目の前に店を構えます。
大学の近くにもかかわらず、
大学生向けとは言えない珈琲マニア垂涎の自家焙煎珈琲店です。
煉瓦造りのモダンな店構えの中は、
無駄を省いた洗練された空間。
営業に必要なものと少しばかりの装飾。
長年の焙煎により琥珀色に染まった空間の中で、マスターの白いシャツがひと際綺麗に見えます。
以前紹介した『珈琲美美』さんから独立されたマスター。
故•森光宗男の影響も強く受けていると思いますが、
手廻し焙煎や風貌からはもう1人のコーヒー界の巨匠、大坊勝次を連想しました。
手音 濃度の異なる3種類のブレンド
『手音(てのん)』では3種類のブレンドコーヒーが用意されています。
- 爽(そう)
- 薫(くん)
- 玄(げん)
と上から順に軽い飲み口から、しっかりとした飲み口になっていきます。
爽(そう)
とても軽い飲み口です。
雑味はなしで、苦味も少ないですが、
コーヒーの香りはしっかり立っています。
カップを見ると香りが立つように広い飲み口になっていますね。
タンブラーに入れて持ち運び日常的に口にしたくなる、そんなコーヒーです。
薫(くん)
目で見ても先ほどとは濃度感が違うのがはっきりと分かります。
丸みのある苦味にコク。
口内を包むコーヒーの濃度感にうっとりします。
深煎りながら鼻に抜けるフルーティーな香りも楽しめます。
玄(げん)
こちらはデミタスコーヒーのブレンドです。
圧倒的濃度感のある、深煎りコーヒーの香り。
ガツンとくるスパイシーな苦味を感じますがその後に押し寄せる甘味。
口内のコーヒー感は長く続きますが、
喉通りはよくしつこさはありません。
3種とも良く考えられていて、
気分に合わせて選択することのできます。
『手音(てのん)』の定番ながら不変のブレンドであると感じました。
手音(てのん) まとめ
手音(てのん)さんの3種類のブレンドは是非3種類とも味わって欲しいほど、三者三様のブレンド。
個人的には 爽(そう) が1番印象深かったです。
深煎り寄りお店で、
ここまで軽い飲み口のブレンドを飲んだことがなかったです。
なかなか一度に3杯は難しいですが、
何度か通って飲んでみてください。
また『手音(てのん)』さんではコーヒーの量り売りも行っております。
450円でコーヒー豆の保存用缶の購入もできます。
お店のロゴの入った白いシンプルな保存用缶。
これまだ無駄のないデザインで、
パッキンもついているので軽く密閉も可能。
一度に飲みきれない方はお持ち帰りも検討してみてください。
『珈琲美美』出身のマスターですが、
信念をそのままにオリジナルを求めた印象を受けました。
2店の味を飲み比べてみるとより一層楽しめますよ。
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それでは今回はこの辺で、
店名 | 手音 (てのん) |
---|---|
ジャンル | 喫茶店 |
予約・ お問い合わせ |
092-512-6117 |
住所 |
福岡県福岡市南区塩原4-12-10 |
交通手段 | 大橋駅から242m |
営業時間・ 定休日 |
営業時間 11:00~20:00 定休日 不定休 営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |