珈琲好きの皆さんこんにちは、珈琲屋志望(@coffeeya_shibo)です。
今回はFUJI ROYALさんの焙煎機にオプションで用意されている。
ロースティングコンパスについて紹介していきたいと思います。
このロースティングコンパスがどういうものなのか、
主な機能や、使い方、実際に使って見た感想を、
まとめていきたいと思います。
この記事にたどり着いた方は、
コーヒーの焙煎に興味があって、
焙煎機の購入を考えている方がほとんどだと思います。
少し専門的な話になるのですが、
焙煎に興味を持ったばかりの方にも、
わかりやすく説明していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
ロースティングコンパスとは?
コーヒー豆の焙煎をする上で、
調整していく要素は大きく分けると次の3つになります。
- 温度
- 時間
- 排気
コーヒー豆を焙煎する上だけに限らず、
どんな料理にも言えることですね。
ひと昔前、
コーヒー豆の焙煎は職人技でした。
以前紹介した手廻しロースターやそれに似た機械で、
ガスの火の大きさをみながら、
釜の温度を調整し、ストップウォッチで時間を測る。
豆の色合いをみて、
理想の焙煎度合いを推定し、
焙煎を終えるタイミンングを見極める。
今でもこのように焙煎を行っている方はたくさんいます。
しかし、先ほども述べたようにこのような焙煎は
職人技。
初心者にはガスの火の大きさだけを見て、
釜の温度を調整する、豆の色合いを見て、
焙煎を終えるタイミングを伺うことはできません。
そんな方々に向けて、
開発されたロースティングコンパス。
ロースティングコンパスでは、
焙煎温度の時間変化をリアルタイムで記録し、
グラフ化します。
FUJI ROYALさんのロースティングコンパスは、
焙煎初心者だけではなく、
プロでも日常的に使える機能が用意されています。
詳しい使い方の前に、
まずは主な仕様について見ていきましょう。
ロースティングコンパスの主な仕様
ロースティングコンパスの主な仕様はこちらです。
[セット内容] ※仕様は予告なしに変更することがございますのでご了承下さい。
●CD-ROM(ソフトウェア) ●専用USBケーブル
対応OS:Windows 7/8(8.1)/10(32/64bit)対応
Microsoft Office:32/64bit対応 Ver. 2003以降
対応デバイス:Windows PC のみ (Macは非対応です。)
※FUJI ROYAL HPより<http://www.fujiko-ki.co.jp/equi/compass.html><2020年2/1時点>
一般的なソフトウェアと同じように
CDーROMが付属していて、
パソコンにダウンロードをします。
専用のUSBケーブルは、
DISCOVERY の場合はすでに本体に付属されていました。
一つ気をつけて欲しい点がありまして、
それはWindows PCにしか対応していない点です。
Mac ユーザーの私としては、
とても残念でした。
FUJI ROYALさんMac対応よろしくお願いします。笑
ロースティングコンパスの使い方
ロースティングコンパスは、
焙煎機の釜の温度の記録と焙煎時間の記録を、
自動で行ってくれます。
使用中の画面はこんな感じです。
本来は自分で温度計やタイマーを確認して、
釜の温度や時間を紙などに、記入する必要ですが、
それらはロースティングコンパスが自動で行ってくれるため、
記入漏れや書き間違いがなくなります。
それによって焙煎に集中する事ができ、
焙煎の技術向上も早まります。
リアルタイムでグラフを描写してくれるので、
視覚的にもわかりやすいです。
また中点の自動検出も可能です。
(中点は焙煎中の最低温度、焙煎する上で重要な指標となる)
他にも日付、原材料、投入量などの記入をしておけば、
後で見返しやすいです、
※ガス圧、排気量も手入力が必要。
任意の3点の記録が可能で、
焙煎中のチェックポイント、
1ハゼや2ハゼの記録も容易です。
使用画面 その2を見てもらうと分かりやすいですが、
過去の焙煎を理想曲線として読み込み、
比較しながらの焙煎が可能です。
これがなかなか画期的で、
あの時の焙煎がしたいと思った時、
過去のデータを読み出して再現度の高い焙煎ができます。
積み重ねられた焙煎データは理想の味作りに役立つこと間違いなしです。
ロースティングコンパスは必要?
結論私は必要だと思います。
ロースティングコンパス有り無しでは、
焙煎技術の向上スピードに大きく差が出ると思います。
気になるオプション値段ですが、
Discoveryの場合、¥60,000。(モデルによる差はないかも)
可愛くない値段ですが、
必要経費だと思います。
まとめ
少しマニアックな話になってしまいましたが、
これからも喫茶店の紹介から少しマニアックな所まで、
書いていきたいと思います。
楽しんでいただけたり、
参考になりましたら、
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それでは今回はこの辺で、