【広島・鷹野橋】ルーエ ぶらじる 自家製パンを提供する、創業73年のモーニング発祥の喫茶店。

喫茶 孝二郎
皆さんこんにちは、
喫茶 孝二郎(@kissa_kojiiro)です

今回紹介するお店は、
広島・鷹野橋商店街にある、
『ルーエ ぶらじる』さんです。

ルーエ ぶらじる

広島の中心部から、
路面電車で少し南に下ったところにある、
鷹野橋駅。

飲食店が程よい間隔で並び、
ごちゃごちゃしすぎず、
すみやすそうな雰囲気。

この街の鷹野橋商店街に店を構える、
『ルーエ ぶらじる』さん。

なんでも喫茶店のモーニング発祥のお店だとか、、

「モーニング発祥のお店がなぜ広島に?」
と正直疑いながら店を訪れた私。

店の前についてみると
正直どこにでもありそうな喫茶店

店に入り食事が着くまでの間、
事の真相を確かめようと、
携帯を突いていた私は、
店名に込められた先代の思いを知ったのでした。

【広島・鷹野橋】ルーエ ぶらじる 自家製パンを提供する、創業73年のモーニング発祥の喫茶店。

今回訪問した『ルーエ ぶらじる』さんがあるのは、
広島県・鷹野橋商店街。


中心部からは少し離れているものの、
路面電車を使えばすぐに来れる距離です。

私の認識では、
八丁堀あたりが中心部なんですが、
間違ってないですかね?笑

もし誤っていたら遠慮なくご指摘お願いします。
より良い記事作りにご協力お願いします。

鷹野橋駅で降りてみた印象としては、
住みやすそうな街だなと思いました。

若者が多すぎるわけでもなく、
ご年配が多すぎるわけでもなく。

飲食店も程よい間隔で並び、
栄すぎず廃れすぎず。

隠れた名店を探し出したくなるような街の雰囲気でした。


ルーエ ぶらじる

何年もこの街の変化を見てきたことがわかる店構え。

味のある平仮名の店名。
創業から73年もの年月が流れています。

終戦したのが74年と半年程度前。

こちらのお店が始まったのは、
戦後間もない広島。

店名にもなっている『ルーエ』という名前は、
ドイツ語で「休息・平和」などの意味があります。

厳密にモーニングの提供が始まったのが、
どの時期かは定かではありません。

しかしまだ敗戦の傷跡が残る日本で、
夢の3点セット」後のモーニングとなる、
コーヒー、パン、卵料理」を破格の値段で提供。

当時1杯50円だったコーヒーに、
パンと卵をつけて60円で提供したそうです。

当時の卵の価値は1つ当たり10円ほど。

どう考えても採算の取れない値段設定ですが、
噂になり今もなお続く人気店へと成長しました。

店主のおもてなし精神はもちろんのこと、
「敗戦して活気のなかった日本を元気にしたい」
そんな気持ちも読み取れます。

ランチメニュー

モーニングの時間帯に行くべきなのですが、
予定的に合わずランチでの利用。

※モーニングは7:00〜10:30まで

ただランチメニューも豊富で、
期待が膨らみます。

店内に入ると、
パンの販売コーナーがあり、
その奥に飲食スペースがあります。

豊富な自家製パン

パンだけの購入もしやすい店の構造になっています。

なんとパンは自家製
なんでもやってしまうタイプの喫茶店です。

食事利用であることを伝えると、
奥の席に通していただきました。

その際写真の許可を頂いたら、
快く了承していただけましたが、

その後厨房に、
「6番さんのオーダー気をつけてー!」
と大きな声がとびました。

全然良いけど、
めちゃめちゃ聞こえました。笑

その後に来る店員さんも凄く丁寧。
これが平常運転のはずです。笑

店内写真 このアングルが6番さんです

店内はとても広いです。

革張りのソファーに、
レンガ造りの壁。

喫茶店というより、
昔ながらの洋食屋さんに近い雰囲気

店内写真

お昼ちょい過ぎに行きましたが、
店内はそこまで混雑していなく
読書しているお客さんも。

久々に出会った無限にいれる雰囲気

店の大きさの割に、
席数は少ない印象です。

のびのび利用できますね。

モーニング発祥のお店なので、
モーニングの方が混み合うのかもしれません。

ハンバーグランチとホットコーヒー

悩みに悩んでハンバーグにしました。
まだまだ私も子供です。

注文してから10分そこらで提供。

ハンバーグランチ

喫茶店のランチとは思えないクオリティです。

和風おろしソースのハンバーグ。
温野菜とゆで卵が添えられています。

ミニサラダとライス、
デザートのオレンジが付いて700円

ハンバーグは出来合いっぽいですが、
これで十分です。

高級な社員食堂のようなランチです

この近くで勤務していたなら、
週2回は利用するでしょう。

セットコーヒー

コーヒーはランチに+¥200でつけれます。

さっきまで沸騰していたかのように
あっつあつのコーヒー。

濃い濃度感ながら、
苦味は程よく、バランスが取れた味わい

わずかに酸味も感じます。

直球ど真ん中喫茶店のコーヒー

正直もっとエグい味がするかと思ってましたが、
美味しくいただけました。

調べてみると広島の老舗珈琲社、
『寿屋珈琲飲料社』さんの豆を使用しているようです。

昭和22年創業の超老舗、
直営の喫茶店も広島県内にあるようなので、
気になる方は公式HPへどうぞ。

まとめ

居心地が良くて
食べ終わった後もついつい長居してしまいました。

お店の雰囲気は食事後、
コーヒーを飲み終わった時の方が、
よくわかります。

『ルーエ ぶらじる』さんは、
ただ「モーニング発祥のお店」ではなく、
戦後当時からのおもてなし精神が受け継がれています

それがこのお店の「居心地の良さ」に
つながっています。

地域の常連さんも多数来店し、
ゆっくりした時間を過ごし帰っていく。

旅先でも地元のような時間が味わえる、
『ルーエ ぶらじる』さんに、
是非足を運んでみてください。


私のブログでは、
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それでは今回はこの辺で、

店名 ぶらじる
ジャンル 喫茶店、ケーキ、パン
予約・
お問い合わせ

082-244-2327

住所

広島県広島市中区大手町5-6-11

ぶらじる - 地図
交通手段 広島電鉄 鷹野橋電停下車 徒歩2分

鷹野橋駅から142m

営業時間・
定休日

営業時間

平日・土:7:00~20:00
日・祝:7:00~18:00

日曜営業

定休日

無休

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。