喫茶 孝二郎(@kissa_kojiiro)です
今回訪問したのは大阪・JR大正駅にある『井尻珈琲焙煎所』さんです。
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大阪では有名なお店で、
深煎り珈琲専門店に行くとなれば訪れる方も多いと思います。
存在は以前から知っていて、
イベント等での出張喫茶で飲んだことはあったのですが、お店を訪れたことはありませんでした。
当時飲んだのは、
確か深煎りのマンデリン。
当時は浅煎りのコーヒーが好きで、
深煎りが好きではありませんでしたが、それでも味のコク深さに感動したのを覚えています。
焙煎を始めて時間が経つにつれて、
だんだん深煎りが好きになってきました。
また飲んでみたい気持ちが募って、今回訪問しました。
井尻珈琲焙煎所の
お店の雰囲気や、立地、もちろん味も、
詳しくお伝えしたいと思います。
【大阪・大正】井尻珈琲焙煎所 駅前の路地裏、こだわり抜かれた空間で嗜む深煎り珈琲
『井尻珈琲焙煎所』は、
大阪・JR大正駅前にあります。
大正駅は京セラドーム大阪の最寄駅で、
ライブやイベントがある時の利用者はとても多く、駅前は警備員の誘導があることもあります。
※この日もイベントの影響でかなり人の往来がありました。
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ただ普段はそこまで利用者の多い駅ではないようです。
交差点を渡って1本目の路地を曲がったところ、
そこに井尻珈琲焙煎所はあります。
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珈琲専門店という看板が確認できると思います。
井尻珈琲焙煎所の目印です。
奥の方に沖縄料理店の看板。
大正区の豆知識になるのですが、
大正区は大阪の「リトル沖縄」と呼ばれるほど、
沖縄出身の方が多い地域です。
正確な統計はありませんが、
住民の4分の1は沖縄にゆかりのある方だとか、、
大正区では本場の沖縄料理を楽しむこともできます。
井尻珈琲焙煎所で珈琲を楽しんだ後に、
沖縄料理を楽しむのもおすすめです。
※JR大正駅を南下した所がリトル沖縄と呼ばれる中心地になります。徒歩でも行けますが少し距離があるので、バスの利用がおすすめです。
珈琲を楽しむ雰囲気づくりが最上級な井尻珈琲焙煎所
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シンプルな店構え。
ガス灯が目印です。温かみを感じます。
店内は薄暗くライトアップされていて、
高級エステの施術室のような雰囲気です。
店内に入って分かったのですが、
逆に店内からは外がとても見やすい。
あまり店内を覗き込みすぎると、
店内の人がみんなこっちを見てるかも知れません。
店内に入ると、香ばしい珈琲の香りで包まれます。
店内入り口の左側には焙煎機があります。
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焙煎機もライトアップされていて、美しい。
よく手入れされているのが伺えます。
店内の棚にはCDやレコードがたくさん取り揃えてあります。
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置いてあるCDは全て試聴が可能で、購入することもできます。
写真には写っていませんが、
大量にあるレコードは、オーナーさんの私物。
店内にあるターンテーブルで店内BGMを。
今年40歳になるオーナーさんは、
中学生の頃からレコードを集めているとのことです。
店内でかけるのはジャズが多いようですが、
雑食だそうでパンクも好きで家には、たくさんレコードがあるそうです。
井尻珈琲焙煎所、珈琲専門店ならではのシンプルなメニュー。
メニューの構成はとてもシンプルで、
ネルで点てるか、ペーパーで点てるかを選びます。
私は本日の珈琲をネルドリップ。
加えて本日のデザートを注文しました。
お一人でお店をまわされているので、注文は順番に伺っていきます。
まず席に着いたらひと息つき、
注文を伺われるのを待ちましょう。
カウンターが7席で、
2名掛けのテーブルが1卓、4名掛けのテーブルが1卓あります。
今回来店したのは、
土曜のお昼過ぎに来店しましたが、
私が来店した時点で店内はいっぱいでした。
一杯一杯丁寧に点てていきますので、時間はかかります。
急がれている方にはあまり向いていません。
ゆっくり時間を忘れられるタイミングで伺いましょう。
店内は落ち着いた雰囲気、
正直おしゃべりを楽しみような雰囲気ではありません。
実際大きな声で話していたお客さん、
着信音を何度も鳴らしたご年配のお客さんは、注意を受けてました。
珈琲を楽しむ雰囲気作りは一流です。
私はとてもリラックスできました。
店内はヤカンが常に温められているので、湿度が高く、空気も暖かい。
「暖かいお風呂に浸かっているよう」にリラックスできました。
本日の珈琲、ネルドリップ珈琲を堪能しました。
珈琲を注文すると、グラムを測り、
その上でもう一度珈琲豆をライトで照らし、豆の確認を行います。
欠点豆を逃さない姿勢が感じられます。
黒く艶のある美しい珈琲豆、
一目で深煎りであることが確認できます。
ライトアップされた棚からカップを取り出します。
ドリップをする位置には、手元を照らすランプ。
店内の中心でまるでそこがステージのよう。
細くゆっくり点てられていきます。
カップを温め、
液体を注いだら、表面の泡を取っていきます。
一つ一つの所作が美しく、
見られることも意識している、見せる抽出です。
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持ち手のない陶器で提供される珈琲、
程よい温度で抽出されていますので、持てないほど陶器は熱くありません。
ブレンドの名前は『十一月』、
2019年は月毎にブレンドを制作しているようです。
まず一口、
苦味の後に確かに広がる甘み、しっかりと甘いです。
酸味はほとんど感じません。
まろやかな口当たりと、
伝わる濃度感、悔しいですが、自分の焙煎との差を痛感します。
複雑な味わいというよりは、
シンプルな苦味と甘味を感じました。
温度が冷めても美味しい珈琲、
嫌な苦味がせず、いい苦味のみ感じます。
深煎りの世界は広いですね。もっと精進します。
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レーズン入りのチョコレートケーキです。
程よい甘味で、
珈琲を引き立てるような味わいです。
体に優しい味わいがします。
あくまで主役は珈琲という感じがします。
来店したタイミングでは、
女性のお客さんが多かったです。
女性のお客さんの多くは、
『ミルク珈琲』を注文されていました。
ガスコンロで温めながら、
泡立てたミルクを珈琲に注いでいました。
フワフワメレンゲ状になったミルクはとても美味しそうでした。
大阪・大正区で存在感をはなつ井尻珈琲焙煎所
珈琲好きの方は一度訪れてみるのをおすすめします。
卓逸した雰囲気作りは、
目を見張るものがあります。
実際に来店することが難しい方も、
オンラインショップで豆を買い求めることができます。
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それでは今回はこの辺で、
店名 | 井尻珈琲焙煎所 |
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ジャンル | コーヒー専門店 |
予約・ お問い合わせ |
06-7503-5782 |
住所 |
大阪府大阪市大正区三軒家東1-4-11 |
交通手段 | 大阪市営地下鉄「大正駅」より徒歩1分
大正駅から87m |
営業時間・ 定休日 |
営業時間 不定期 日曜営業 定休日 不定休 営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください |