【焙煎機レビュー】大坊珈琲店が長年愛用していた名機、FUJI ROYAL手廻しロースターについて!

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南青山にあった大坊珈琲店を営んでいた大坊勝次。

大坊勝次とは


1949年岩手県盛岡生まれ。南青山にあった珈琲店「大坊珈琲店」店主。1975年の開店以来、自家焙煎、ネルドリップというスタイルも内装も変えずに営んできたが、2013年12月にビルの取り壊しにより、惜しまれつつ閉店した。その後も全国各地で手廻し焙煎やネルドリップのレクチャー、主張珈琲店を行っている。

大坊さんが長年愛用してきた名機、
「手廻しロースター」がFUJI ROYALより3度にわたり販売されています。

動画では大坊さんが手廻しロースターを使用し、焙煎を行っています。

全ての動作が洗練されているように見えます。
何十年もかけて生まれた手廻しロースターでの焙煎技術。

海外にも名の轟く大坊珈琲店モデル、
手廻しロースターは限定発売ですぐ売り切れてしまいます。

今後も定期的に発売が予想される手廻しロースター。

アンテナを張っている方も多いはずです。

『1キロ手廻しロースター』について、詳しく紹介して行きたいと思います。

手廻しロースターを販売するお店はこちら

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【焙煎機レビュー】大坊珈琲店が長年愛用していた名機、FUJI ROYAL手廻しロースターについて!

まずはFUJI手廻しロースターの
標準仕様についてみていきましょう。

●形式 手廻しロースター
●大きさ 535(W)×275(D)×375(H)
●重量 11.4kg(ガスバーナー含む)
●焙煎量/Batch 生豆重量1kg
●熱源ガス(各種都市ガス・プロパンガス)
●ガス消費量 7.81kw
●接続ホース径 10A(9.5㎜)
●付属品 テストスプーン1本、生豆用漏斗
●価格 195,000円(税別)

大きさ、重量

大きさはバスケットボールくらいです。

動画を見てもらうとわかりやすいですが、少し小さめな印象。

焙煎量

1kgです。

私が使用しているDISCOVERYの4倍です。
そろそろ大きい焙煎機が欲しくなってきた私です。

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ガス系統

ガス消費量もDiscoveryの約4倍です。

価格

195,000円(税別)
安いと見るか高いと見るか、
私は安いと思います。

次のメリット、デメリットで紹介します!

FUJI ROYAL(フジローヤル )手廻しロースターでのメリット、デメリット

手廻しロースターを選ぶか、
全自動ロースターを選ぶか悩んでいる人は少なからずいると思います。

私が思う手廻しロースターのメリット、デメリットについてまとめていきます。

メリット

メリットその1 安い

値段はかなり安いです。

手で回し続ける必要がありますが、
1度に1kgの焙煎を行えるのに、
195,000円

小型のFUJI ROYALさんの焙煎機で1kgモデルの値段はこちら

20万円程度で、1度に1kgを焙煎できるロースターが手に入る。
コストパフォーマンスは非常に良いです。

メリットその2 省スペース

焙煎機購入時にネックになるのは設置スペース。
私もかなり試行錯誤しました。

その点手廻しロースターはコンパクト、
置こうと思えば換気扇の近く、
ガスコンロの横あたりでの設置もできそうです。

持ち運びも簡単ですので、
Discoveryより省スペース化できます。

メリットその3 視覚的でわかりやすい

覗き込めばすぐに釜の中の様子が見え、
今の状態がわかりやすいです。

中身が見えない小型の焙煎機と比べると、
焼かれている豆との距離が近く、
イメージはしやすいと思います。

デメリット

デメリットその1 手間がかかる

小型焙煎機と比べて、

  • 手で廻し続ける
  • 冷却装置がない

といったデメリットがあります。

冷却装置がないのは大変で、
焙煎装置が小さくても冷やすためのスペースを用意しなければなりません。

冒頭の動画のようにザルと団扇を使います。

結局のところ焙煎時は少々スペースが必要かも、、

デメリットその2 再現性が低い

視覚的にわかりやすい手廻し焙煎機での焙煎。

しかし小型焙煎機についているような、
ガス圧目盛り、温度計、排気量調整は一切ありません。

信じるのは自分の感覚のみです。

熟練した焙煎士なら可能でしょうが、
焙煎未経験者が再現性の高い焙煎を行うには経験が必要です。

FUJI ROYAL(フジローヤル )手廻しロースターの魅力。

焙煎が難しい手廻し焙煎機ですが、
コーヒーマニアには手廻し焙煎機のイメージは良いです。

大坊珈琲店をはじめ、
有名店には手廻し焙煎機を使用し続けるお店は少なくありません。

手廻し焙煎を行うお店はこちら

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一種のロマンだと思います。

大きな焙煎機に買い換えれば
一度にたくさんの豆を焙煎する事ができる。

しかしあえて非効率なやり方で焙煎を行います。

例え味に大きな変化がなかったとしても、
手間暇かけられて生まれた一杯は、
より深い味わいを生みます。

手間がかかる作業ですが、
その分焙煎に気持ちが乗りますね。

手廻し焙煎機には排気装置がついていません。
コーヒー豆の薄皮(チャフ)が取り除かれず、
一緒に焙煎され続けられます。

それらが相まって、
スモーキーな味わいになるとも言われています。

また釜の回転数がリアルタイムで調整できるのも特徴ですね。

手廻しロースター まとめ

非効率ではあるが、コーヒーマニアを魅了する手廻しロースター、私もタイミングが合えば購入していたかもしれません。

Discovery購入時に、
煎っ太郎の購入と悩みました。

煎っ太郎は自動で回る手廻しロースター。

テストを重ねましたが、
最終的にはDiscoveryに決めました。
この記事が焙煎機の購入を悩んでいる人の参考になれば幸いです。

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