喫茶 孝二郎(@kissa_kojiiro)です
今回訪問したのは
大阪・箕面にある『廣屋珈琲店』さんです。
深煎り珈琲マニアの間でよく話題に上がる、
『廣屋珈琲店』。
以前はJR甲子園付近に
お店を構えられていましたが、
箕面に拠点を移されました。
廣屋珈琲店では豆の卸販売もされていて、
廣屋珈琲店の豆を使用されている喫茶店もあります。
プロも唸らす『廣屋珈琲店』の魅力に迫ります。
廣屋珈琲店が紹介されている書籍
【箕面】廣屋珈琲店 箕面の住宅街にある自家焙煎珈琲店、ネルドリップで丁寧に点てられる珈琲
『廣屋珈琲店』さんは、
大阪・箕面にあります。
最寄駅は桜井駅になりますが、
あまり馴染みのない駅。
阪急箕面線桜井駅から徒歩6分という立地ですが、
ご近所さん以外は車で行くことがほとんどになると思います。
駐車場スペースも3台分用意されているので、
停められない心配も無いと思います。
車で来店される際は、
細い道を通りますので気をつけてくださいね。
住宅街の中に溶け込むようにあるこのお店、
看板が出ていないとつい見逃してしまいそうです。
閑静な住宅街ですが、
すこし入り組んだ場所にあります。
明るい店内とカウンター内にたくさん並ぶマグカップ
店内は白を基調としていて、
明るい印象です。
色の濃い木目のテーブルとのコントラスト。
たくさんのマグカップやミル、ドリップポッドが
計算されたように美しく配置されています。
こちらのオーナーさんは以前、
JR甲子園口・山手幹線沿いにお店を構えられていました。
以前のお店は全体的に暗めで、
暖炉があったりと渋い喫茶店でした。
そちらとはガラッと印象が変わりました。
以前のお店も大人なビターなイメージで好きだったのですが、
こちらの明るくシンプルな作りもいいですね
店内はカウンターが6席に
4名がけのテーブル席が2つあります。
カウンター内の黒板には、
その日のオススメの豆が書き出されています。
もちろん豆売りもされていて、
ドリップバックも販売されています。
ネルでじっくり点てられる珈琲は複雑な味わいを生み出しています
基本的に深煎り中心のラインナップになっております。
廣屋珈琲店の珈琲は、
厳選した豆を直火と赤外線2種類の熱源を使用。
芯からじっくりローストされ、
コクのある深煎りの珈琲に仕上げられています。
注文をすませると、
ネルでの抽出が始まります。
細く線のようにネルにお湯が注がれ、
ネルは少しずつ膨らみ濃く染まっていきます。
じっと見つめてしまいます。
視線を感じてたまらなくなるほど見つめます。
いつもネルでの抽出は目が離せません。
中濃ミディアム
美しい珈琲の水面、
立ち上がる湯気はとても香ばしいです。
星柄の可愛らしいマグカップですが、どこか高級感が漂います。
まずは一口、
苦味を舌で感じた後、すっと消え、
甘みが押し寄せます。
液体は重量感があり、濃度感が口に残ります。
二口目、
苦味に舌が少し慣れ、甘みをより感じます。
複雑なようでシンプルな味わい。
味のロジックを紐解くのがとても難しいです。
ゆっくり温度変化を楽しみつつ頂きました。
といっても美味しすぎてすぐ飲んでしまいましたが、、、笑
香味マイルド
二杯目は香味マイルドです。
まずは一口、
先ほどのミディアムと比べるとすごくクリアに感じます。
コクや甘みを感じることができ、味の奥深さを感じます。
二口目、苦味は強くなく、
甘みがきます。
液体の濃度感も先ほどのものより軽いです。
こちらはゆっくり頂きましたが、
温度が下がっても美味しいです。
個人的にはミディアムの方が濃度感があり、
複雑な味わいなのでそちらが好みでした。
夏季限定のコーヒーゼリー、大人な味わいで絶品でした。
ウイスキーなどを淹れる、
ロックグラスに作られたコーヒーゼリーです。
コーヒゼリーの上には
バニラアイスと生クリームが添えられています。
生クリームは甘すぎず、
ビターなコーヒーゼリーの風味を楽しむことができます。
生クリームの上にはクランチが散らされていて、
食感のアクセントになります。
コーヒーゼリーも絶妙な柔らかさで、
ゼリーの解け具合がたまりません。
あっぱれです。
本来コーヒーゼリーはあまり好きではなかったのですが、
美味しすぎてすぐに平らげてしまいました。
このコーヒーゼリーなら年中食べたいですね。
超高濃度のエスペシアルビター、口の中で珈琲の旨味が広がります
王様の飲み物のような高級感があります。
小さなマグカップでサイズはおちょこ程度です。
豆35gに対して50ccを抽出するこちらの一杯、
20分かけて点滴のようにゆっくりゆっくり抽出していきます。
手首を柔らかく使いながら、
少しずつ少しずつ、
染まりきったネルから濃い雫がポタリポタリと落ちていきます。
まずは一口、
温度がかなり低温です。
苦味がありますがそこまで強くありません。
圧倒的濃度感で口全体が包み込まれます。
二口目、
苦味の奥には、ほのかに甘み?
珈琲の成分が集約されています。
ただ苦いだけではなく、
その先に感じる味わいといいますか、
自分の中で探っているうちに
終わってしまいました。
この重い液体は口の中に嫌な苦味が残りませんでした。
もう一回飲みたいですね。一度では理解しきれない、そんな味でした。
以前歴史ある京都のお茶屋さんで「玉露」を飲んだ時、
そこのお茶屋さんの店主に
「この味は店を出て空を見上げた時に本当の味がわかるよ。」
と言われたのを思い出しました。
外に出てみていつまでも
口の中に残っている玉露を噛み締めながら、
「なんとなくわかるなー」と思いながら家路に着いたのですが、
今回も同じように長く口に残る珈琲を噛み締めながら家路に着きました。
箕面の住宅街にある深煎りの名店、廣屋珈琲店
味わい深いコーヒーに出会えること間違いなしです。
表には子供店長(オーナーさんの息子さん)が、
元気に出迎えてくれることもあります。
心も満たされる、廣屋珈琲店。
是非行ってみてください。
廣屋珈琲店が紹介されている書籍
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それでは今回はこの辺で、
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店名 | 廣屋珈琲店 (ヒロヤコーヒーテン ) |
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ジャンル | コーヒー専門店 |
予約・ お問い合わせ |
072-720-7055 |
住所 |
大阪府箕面市桜井2-17-3 このお店は「西宮市天道町26-10」から移転しています。 |
交通手段 | 桜井駅から338m |
営業時間・ 定休日 |
営業時間 10:00~18:00(L.O.17:30) 日曜営業 定休日 毎週火曜日と第3水曜日 営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |