喫茶 孝二郎(@kissa_kojiiro)です
おうちで簡単にエスプレッソを飲むことができるんです。
モカエキスプレスとは?
イタリア発祥の直火式エスプレッソメーカーで、1933年に販売されて以来、今日までほとんどデザインが変わらず世界中で愛され続けています。
MOMA(ニューヨークの近代美術館)の永久展示品にも選ばれ、洗練されたコーヒー器具です。
日本でどちらかといえば「マキネッタ」という愛称で親しまれています。
モカエキスプレスが誕生した当時、
エスプレッソは男性の飲み物でコーヒー専門店の「バール」で嗜まれていました。
モカエキスプレスの誕生で、
家庭でもエスプレッソが飲めるようになり、女性たちもエスプレッソを口にするようになりました。
キッチンに立つことがなかった男性たちも、エスプレッソを入れるためにキッチンに立ち、女性たちはエスプレッソのおいしさを知り「バール」へ出かけるようになり、そこからイタリア女性たちの社会進出が始まったと言われています。
モカエキスプレスは社会に影響を与えたコーヒー器具。
イタリアでは「一家に一台」モカエキスプレスがあるそうです。
ビアレッティについて
イタリアの小さな町で生まれた「ビアレッティ」は100年に渡り、家庭で欠かせない調理器具をつくり続けてきました。
コーヒーメーカーからフライパンまで、いくつもの革新的な商品は人々の生活を豊かにし、キッチンに立つ楽しさを与えてくれます。
ビアレッティのアイコンともいえる「モカエキスプレス」のシンプルで機能的なデザインは発明当初からほとんど変わっていません。
伝統を守りながら新しい価値を追求し、イタリアから世界へビアレッティの情熱を伝えていきます。
ロゴとしても使用されているビアレッティおじさん。
このロゴは1950年代にビアレッティの創業者をモチーフにデザインされました。
モカエキスプレス 種類
モカエキスプレスにはさまざまなラインナップがあります。
おおまかな構造は一緒ですが、
少しのアイデアと工夫で揃えたくなるような商品ばかり。
今回は2モデル紹介します。
ブリッカ BRIKKA
最近発売された新商品。
特殊バルブ内蔵でクレマを作り出すことができます。
口当たりを滑らかにし、モカとは一味違ったコーヒーが楽しめます。
いわばモカエキスプレスの進化版です。
ヴィーナス VENUS
伝統的なアルミボディとは対照的なステンレスボディ。
カクカクしたモカエキスプレスとは違い、丸みを帯びていて艶っぽい。
女性的な美しさを感じます。
今買うならこっちかな〜。
モカエキスプレスの使い方
モカエキスプレスの使い方は複雑そうに見えてとてもシンプル。
大きく3つのパーツに分けることができ、
順序立ててみていきましょう。
1.タンクに水を入れる
1番下部パーツのタンクに水を淹れます。
モデルによってはラインがないみたいなので、
空気バルブの下まで水を淹れましょう。
2.フィルターに粉をセット
細挽きしたコーヒー豆をフィルターにセットします。
すり切り一杯、押し込まずにセットします。
この時にフィルター周りに粉がつかないようにしましょう。
粉が溢れているとうまく圧力がかかりません。
3.上部タンク(抽出部)をセット
最後に上部のタンクをセットします。
ねじはしっかりと締めましょう。
上部タンク側のフィルターをセットするのも忘れずに。
4.火にかける
コンロにセットし、弱火〜中火にかけます。
下部タンクから火が溢れないように。
コンロにセットして安定しない場合はサポートする金具を活用しましょう。
5.完成
モカエキスプレスがゴボゴボと音を立て始めたら抽出終了。
カップに注いで召し上がれ。
モカエキスプレスのお手入れ
モカエキスプレスのお手入れにはポイントがあって、洗剤を使わないこと。
コーヒーオイルを本体に残すことで、
本体の金属臭が消え、コクも深くなっていきます。
モカエキスプレスは育てるコーヒー器具なのです。
モカエキスプレスの味
しっかりとコク深いイタリアンコーヒーが抽出されています。
手技に影響しないので、
誰でもおいしいコーヒーを飲むことができます。
深煎りのコーヒー豆を使用した方がよりおいしく仕上がるでしょう。
水と粉をセットし、火にかけてしまえば出来上がるので、忙しい朝にもぴったりですね。
モカエキスプレスのレシピ
やはりラテにして飲むのがおすすめですね。
温めたミルクをエスプレッソに注いでカフェラテに。
夏場であれば冷やしたミルクに注いで、アイスラテに。
こだわりのラテを作りたい方は、
同メーカーのミルクフローサーを使用するのがおすすめ。
モカエキスプレスまとめ
イタリアの伝統的なコーヒー器具、
モカエキスプレスについて紹介しました。
コーヒー好きなら「一家に一台」あるべきコーヒー器具です。
好きなカラーやモデルを選んで、
コーヒーライフを充実させましょう。
私は後2台くらい買い足してしまうかも、、
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