喫茶 孝二郎(@kissa_kojiiro)です
以前インスタグラムのDMでこんな質問が来ました。
こんな私でも独学できるようになりますか?
コーヒー豆の自家焙煎。
コーヒーが好きになればなるほど、
やってみたくなりますよね。
自家焙煎店に足を運んだとしても、
焙煎を間近で目にする機会はほとんどない。
加えて焙煎レシピは企業秘密で、
馴染みの店でも直接は教えてもらいづらい。
不透明でクローズドな焙煎の世界。
だからこその魅力もありますが、
始める側にとっては不安が残り、
「自分でもできるようになるのか?」
と一歩踏み出せない方もたくさんいると思います。
今回はそんな方々に向けて、
自家焙煎の話を少ししていこうと思います。
【自宅で自家焙煎】コーヒーの焙煎、未経験で手順がわからない。独学で技術は身に付く?
結論から言うとコーヒーの焙煎は
というのも焙煎でやっている作業は、
実際はとてもシンプルだからです。
焙煎って何?
コーヒー豆の焙煎というと、
難しく聞こえますが、やっていることはシンプル。
豆を焼いているだけです。
極端な話、
フライパンにコーヒーの生豆を放り込んで、
フライパンを揺すっていれば焙煎はできます。
高価な機器なんて必要ありません。
フライパン焙煎も立派な自家焙煎です。
「焙煎を始めたい」という人は、
入り口を高く設定しすぎているように感じます。
焙煎機の購入なんて始めは考えなくて良いです。
免許を取って初めて車に乗るときに、
買ったばかりの新車に乗る人はいませんよね?
普通まず親の車に乗ってみますよね?
慣れてきたり、好きになったら買えば良いと思います。
家庭にあるものや、
安く手に入るものでもコーヒーの焙煎は可能です。
例えば手編み焙煎
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まず始めて見ること、
技術を身につける第一歩です。
本格的な焙煎が自宅でしたくなってきたら?
手編み焙煎やフライパン焙煎に慣れてきて、
もっと本格的な焙煎がしたくなったとします。
早く上達するには、
当然焙煎士の講習を受けるのが一番です。
しかし、独学で学ぶこともできないことはないです。
焙煎技術を独学で学ぶ方法 その1 書籍を読み漁る
ネットで調べれば、
焙煎の論理的な部分を掘り下げた書籍はたくさんあります。
正確な焙煎技術を身につけるのは、
簡単な事ではありません。
やっかいなことに、
焙煎士によって焙煎方法が大幅に異なり、
考え方も違うことが多いです。
いうならば全員独学なんです。
多くの焙煎理論から自分にあったものを見つけるには、
たくさんの情報に触れて見るのが一番でしょう。
焙煎技術を独学で学ぶ方法 その2 とにかく試してみる
焙煎教室や講座を受けに行ったときに、
よく目にする光景があります。
「講師の説明に納得しない受講者がいる」ことです。
ウンチク的な情報が、
飛び交いやすい世界。
自分が聞きかじった知識を信じてやまないのです。
このように頭でっかちになるのは、
おすすめできません。
仮に絶対に講師が間違っていたとしても、
味覚の世界には個人の好みがつきまといます。
他人の意見を受け入れる柔軟な思考は必要です。
試行錯誤した人ならそれがわかるはず、
知識だけで頭を膨らませてしまったしまうと、
頭は硬くなりがちです。
そうならないためにも、
学んだことは片っ端から試してみましょう。
そうすることで自分の焙煎技術が身につき、
人の意見を取り入れる力が身につきます。
独学で学びすぎると、
視野が狭くなりがちなので気をつけるようにしましょう。
私も常に心がけています。
独学で自宅で焙煎、行き詰まったらどうしたら良い?
ある程度焙煎ができるようになったら、
行き詰まってくることがあると思います。
なんとなくでもいいので、
焙煎を続けてみましょう。
続けていると、
「こうしたらこういう味になるなー」
「こうしたらおいしくなくなるなー」
と徐々に自分の中で、イメージができてくるはずです。
焙煎の大まかなイメージができたら、
自分の思い浮かべる理想の味を追い求めましょう。
万人に受ける理想の味、
存在するのかもわかりません。
いや、おそらく存在しないでしょう。
思い描くことのできない味を追い求めるよりは、
自分の思い描く味を追い求めてみましょう。
かつての大坊さんもそうでした。
「全く終わりのない作業」と綴っています。
私自身まだ理想の味にたどり着けていないので、
私が言えるのはここまでです。
独学で自宅で焙煎は身につくか? まとめ
結論は記事の冒頭でも飲めましたが、
できると思います。
誰かから学んだ方が、
上達は速いとは思います。
しかし結局誰から学んだとしても、
行き詰まるし、それで完成はしないと思います。
焙煎に対して意欲的に取り組むことができれば、
少しずつでも必ず上達します。
思い通りのコーヒーが出来上がると、
格別なコーヒーライフが待っていますよ。
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