喫茶 孝二郎(@kissa_kojiiro)です
今回はコーヒー豆の賢い保存方法についてお話ししていきたいと思います。
コーヒー豆を買ってきたはいいけど、
どのように保存したらいいのかわからない。
「常温?冷蔵庫?冷凍庫?」
「どんな容器に入れて保存したらいいの?」
私も始めてコーヒー豆を買ったときはそうでした。
私の場合買ってきた袋のまま、
口をキュッと締めるだけで放置していました。笑
数日で飲み切ってしまうならそれでもいいのですが、
100g買ったとしても意外と無くならないですよね。
ましてや200g買おうものなら、
長い間自宅で保存することになると思います。
今回は自宅で保存コーヒー豆を保存する際のおすすめの条件、
おすすめの保存容器を紹介していきたいと思います。
コーヒー豆の保存容器!鮮度を長持ちさせるおすすめの保存条件は?
保存容器を選ぶ前にまず知っておきたい、
コーヒー豆にとって良い保存条件。
珈琲の味を左右する要素は大きく分けてこの4つです。
- 酸素
- 温度
- 湿度
- 光
この4つが何に関係しているのか?
答えは一つコーヒー豆の『酸化』です。
コーヒー豆が酸化すると、
酸味が増しコーヒー本来の味やコクに影響が出ます。
自宅でおいしいコーヒーを飲むためには、
この4つの要因からできるだけ遠ざけるようにしましょう。
それではひとつひとつの要因について深掘りしていきましょう。
酸素
コーヒー豆は酸素に触れると、
酸化が進んでいきます。
豆をできるだけ空気に触れないようにしたほうがいいです。
容器は密閉できるものを選びましょう。
容器を選ぶ上でひとつポイントがあり、
豆の量に対して、容器が大きすぎないようにしましょう。
豆の量に対して容器が大きすぎると、
その分デットスペースが生まれます。
デットスペースが多いとその分、
空気も一緒に密閉してしまうので、
コーヒー豆が触れる酸素の量も増えてしまいます。
なので容器を選ぶ際は自分が普段買うコーヒー豆が、
ピッタリおさまるサイズだと望ましいでしょう。
温度
コーヒー豆は高い温度で保存すると、
酸化が進みます。
特に夏に常温でコーヒー豆を保存していると、
あっという間に酸化が進み、
おいしくないコーヒーの出来上がりです。
一般的に温度が10°上がると、
コーヒー豆の酸化スピードは倍になると言われています。
じゃあ冷蔵保存が良いかというとそうとも言えません。
あまりコーヒー豆を冷やしすぎると、
ドリップする際に冷やしていたコーヒー豆をだすと、
温度差によって結露が起こります。
この結露によってコーヒー豆の風味が削がれてしまいます。
また冷えたコーヒー豆ではドリップの際に温度が充分に上がらず、
抽出が充分にできないこともあります。
なので過度な冷蔵も禁物です。
よって冬場は常温保存、
夏場は冷蔵保存が適しています。
夏場の場合でもすぐに飲み切る場合は、
特に冷蔵は必要ありません。
冷凍保存はどうしても長期保存が必要な時にしましょう。
(なかなかそんなシチュエーションないですが、、笑)
湿度
湿度もコーヒー豆の酸化を進める原因です。
床に近い台所の流し場の下や、
天井付近の棚など湿度が高く空気がこもりやすそうな場所での保管は避けましょう。
風通りの良い居場所がベストです。
光
紫外線や直射日光も酸化を進める原因になります。
直射日光が当たる場所での保管は避け、
容器は遮光性のあるものを選びましょう。
窓際など見栄えが良いので置いている人も多そうですが、
コーヒーにとっては劣悪な環境です。
その他の要因
豆か粉か?
もうひとつ他の要因を挙げるなら、
コーヒー豆の状態です。
コーヒー豆を買う時に、
豆のままか粉にするか、よく聞かれると思いますが、
圧倒的に豆の方が保存状態が良いです。
粉にしてしまうとその文、
表面積が増えコーヒー豆が空気に触れる面が増えてしまいます。
コーヒーミルを買って家で挽いた方が格段においしいコーヒーを淹れれます。
保存容器の汚れ
コーヒー豆は油分を持っているのをご存知でしょうか?
コーヒーの味を構成する要因の1つなのですが、
この油分がよく容器にこびりつきます。
透明な容器だと良くわかるのですが、
容器が薄ーく茶色く汚れてきます。
時が経つと、コーヒー豆に古い油の匂いが染み付き、
風味を損ねるので、容器に新しい豆を入れ替える際に、
アルコールなどで容器を拭いてあげるようにしましょう。
意外と汚れているので、忘れないように。
コーヒー豆を選ぶ際の参考にもなる!
以上の点を頭に入れておけば、
コーヒー豆を選ぶ時にも役に立ちます。
例えば店に豆を買いに行った時、
コーヒー豆の保存状態を見てみましょう。
お店によっては、
透明な容器に入れ、
店先で煎り豆を特売していたりもしますよね。
100%否定はしませんが、
豆にとって良くない環境であることは確かです。
コーヒー豆の正しい保存環境を知ることによって、
酸化した豆を選ばないようにすることもできます。
知っておいて損はないですね。
おすすめの保存容器は?
以上の点を踏まえて私がおすすめする保存容器がこちらです。
シンプルな容器ですが、
遮光性も防湿性も優れています。
某有名自家焙煎店も、
自社モデルのコーヒー保存缶はこれと同じものでした。
(よくギフトなどで送られる、豆と缶セットで売っているものです。)
シンプルなデザインですので、
お気に入りのステッカーを貼って使用すると良いですね!
最後に
コーヒーの保存方法を知ることで、
コーヒー豆の選び方までわかってきます。
おいしいコーヒーを選ぶためにも、
コーヒー豆の保存方法は覚えておきましょう!
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それでは今回はこの辺で、